非鉄金属の取引を中心にグローバル展開
代表取締役社長 塩沢聖也

売上高の割合は、国内取引が6~7割、残りが海外取引となり、なかでももっとも多いのが中国。今後 ますます海外との取引が活発となり、グローバルな企業への展開を図ります。

創業、そしてグローバルな成長企業へ

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 株式会社塩沢は、銅やアルミなどの非鉄金属スクラップの卸売業を行う会社として、2005年に創業しました。私は前職では、同業界で営業マン兼運転手として働いていたのですが、親会社が倒産してしまったのをきっかけに、周囲から「会社をつくってほしい」と背中を押され、25歳の時に個人業として会社を起こしました。
 金属スクラップの卸売業というと、たいていは鉄を中心に取り扱うのですが、鉄を扱う同業者が多かったこともあり、弊社が着目したのが銅とアルミ。高利益を確保しやすく、経営を安定させられることにつながりました。
 1人で始めた会社でしたが、現在は社員約40名、売上高約76億円と、事業規模は順調に拡大。インドネシアの小会社の他、取引先も国内はもちろん、中国、韓国、アメリカ、インドネシア、ベトナム、台湾、香港、マレーシア、タイ、ドバイなど海外にも多数あり、社員のなかには中国人、韓国人、インドネシア人、ベトナム人などもおり、国際色豊かな社風となっています。

国内外メーカーとの直接取引

 弊社では、非鉄金属原料を仕入れ自社にて金属の加工選別作業を行い、メーカーに直接卸すカタチをとっています。メーカーとの直接取引を行う理由は、直に交渉ができることや、あとで商社に間に入ってもらうことにした場合にも、こちらで取扱量や金額などがコントロールしやすいことにあります。
 メーカーとの直接取引をいただく際には、自ら営業に回り、自社を売り込む必要がありました。弊社を新たな取引先に選んでいただくのは並大抵なことではありません。ただ、弊社の品質の高さや誠実さをわかっていただくことでお客様が増え、今では大手のメーカーや商社などとも直接取引をさせていただいています。また現在、海外に多くのお客様がいますが、 それも外国人のスタッフと共に飛込みで各社を回ったのが始まりでした。新しいところにも臆することなく飛び込んでいくことで、チャンスをつかんできました。
 金属原料を納品するのにあたり、お客様の要望に沿った高い品質の原料を担保できることは会社の強みとなります。弊社では、社内にてしっかりと分析、磁選などを行い、高い品質を守っています。海外から金属の原料を輸入する際にも、自社で加工作業を行い、ひと手間かけたものを納品しています。これによって幅広い金属原料を輸入できるため、多くの取扱量を確保することが可能なのです。

グループ会社としても拡大中

 営業に飛び回っている私も、社内にいる時には現場に入って、生産性の高い作業をするにはどうすべきか、といったことを社員と一緒に考えるようにしています。また、営業先に一緒に出かける社員に対しては、お客様への対応やビジネスマナーについて、丁寧に指導しています。
 会社を支えているのは社員。これからも、ひとつずつ時間をかけながら社員教育を行っていきたいと考えております。
 弊社では、2018年に運送業部門を子会社化し、非鉄金属だけでなく、海上コンテナの運送にも力を入れています。子会社の社長は、社員から抜擢。入社7年で社長になった社員もいます。今後も小会社を増やしていく予定ですので、新入社員には、将来の社長を目指してがんばってほしいと考えています。